金継ぎ
金継ぎ
うつわやお皿、グラスなど我が家にある食器のほとんどが
家族の思い出が沢山つまった、かけがえのない宝物!
息子の初めてのごはんセット…
お店で一目惚れして、何とか頑張って手に入れたお茶碗…
両親からゆずり受けた蕎麦ちょこ…などなど
お気に入りだから毎日使いたい、でもどんなに気を付けていても
不意に欠けてしまったりヒビが入ってしまうことも
色・形がそっくりな新しいモノを探しても、なんかしっくりこないのです。
そこで知った金継ぎ(金繕い)という修復技法!
陶磁器やガラスコップなど直せるわけがないという先入観でいた私
目からウロコが落ちる思いになりました。
2017年10月25日水曜日
欠けてしまった部分に漆を塗ります
欠けて無くなってしまった部分を漆でつくったパテを使って埋めていきます。
乾燥させ平滑になるよう研ぎ、漆でコーティングします。
またしっかりと乾燥させ金粉接着用の漆をうすく塗り
半乾きの状態で金粉をのせていきます。
乾燥させ金粉保護用の透漆を上塗りし、乾燥させ金を磨いて完成です!
金継ぎで直したその器は不完全ではあるが、またそれも美しく!
自分の手で時間をかけ直すことで、またひとつ記憶が重なり
永く愛用できる喜びを覚えました。
[ 作業工程を簡略的に ]